ウィッグを染めよう!ポリエステルダイで「グラデーション染め」編
column染め方
2020.08.19
コールダイオール・コールダイホットを使ったウールの染め方を動画でご紹介
今回は、みやこ染の定番商品『コールダイオール』と『コールダイホット』を使ったウール(毛)素材の染め方を動画にてご紹介します。
それぞれの染料の特徴や使い分けについても触れていきますので動画と併せてご覧いただけますと幸いです。
【ウール特有の注意点】
・ウールは熱に弱く、コールダイホットの高温染色に耐えられない場合も多いです。
・染色時の急激な温度差で繊維が縮絨したり、生地の風合いが悪くなってしまう場合があります。
・おすすめはコールダイオールでの染色ですが、低温で染めた場合は色味が淡く仕上がります。
・濃い色味の仕上がりをご希望の場合は、温度管理に気をつけながらコールダイホットで高温での染色を検討しても良いかもしれません。
・ソーピングの際も急激な温度変化は縮絨の原因になりますので、染色した温度よりやや低い温度から少しずつ下げながら行うようにしてください。
【ウールの染め方】
コールダイオールとコールダイホットの違い


【コールダイオール】
・30℃以上の低温で染まる。染色が初めての方でも挑戦しやすい染料です。
・綿/麻/レーヨン/ウール/シルク/ナイロン/ポリウレタン などが染まります。
・ポリエステルは染まりません。
※綿/麻/レーヨンなどの植物繊維を染める際は仕上げに色止剤ミカノール(別売)をご使用下さい。
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【コールダイホット】
・85℃以上の高温で染める。濃い色に染めたい時やポリエステルとの混紡品を染めたい時におすすめの染料です。
・綿/麻/レーヨン/ウール/シルク/ナイロン/ポリウレタン/ポリエステル などが染まります。
・ウィッグや一部の樹脂成型品も染めることができます。
※ポリエステルの割合が多いものを染める場合は濃色促進剤(別売)を使用しての加熱染色を推奨しております。
※綿/麻/レーヨンなどの植物繊維を染める際は仕上げに色止剤ミカノール(別売)をご使用下さい。
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それぞれにこのような特徴がある染料です。
迷った時は『高温で染められないものはオール』『高温で染められて濃い色にしたい時はホット』『ただし、オールではポリエステルが染められない』と覚えておきましょう。
染める前に確認すること

染料を購入する前に必ず染める物の素材を確認しましょう。
既製品のお洋服の場合は洗濯表示のタグを確認し、品質表示に書いてある繊維の種類や水洗いをしても大丈夫な物か、温度上限がないか、確認しておきましょう。
ドライマークのあるお洋服は水洗いができない物なので、染色する際に水につけると縮んだり型崩れする恐れがありますので、染色自体をおすすめしません。
洗濯機のマークに30や40の数字が書いてあるマークや、水を張ったタライ手を入れている手洗いのマークは温度上限を示すマークです。
洗濯機のマークは表示されている温度より高温にしてはいけないというマーク、手洗いのマークは上限温度が40℃であることを表しているマークになるので、コールダイオールのような低温で染められる染料がおすすめです。
ウール100%素材なら『酸性みやこ染』もおすすめ
酸性みやこ染はウールやシルクといった動物繊維専用の染料です。
コールダイオールやコールダイホットは植物繊維と動物繊維、両方の繊維が染まる染料が入っているのに対して、酸性みやこ染には動物繊維が染まる染料のみを使用しております。
そのため、コールダイオールやコールダイホットに比べて染め上がりの色が鮮やかで、色落ちもしにくいという特徴があります。
染め方はコールダイホットと同じ85℃の高温で染めるタイプの染料になります。
色数は15色とやや少なめですが、酸性みやこ染同士の混色もできますので、ウール100%の素材を染める際には酸性みやこ染の使用も検討してみてください。
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動物繊維は熱や急激な温度変化に弱い素材なので、染める際には注意が必要ですが、まだ着れるのに袖口だけ薄とごれてしまったり、買ったばかりなのに汚してしまったりしたセーターも捨ててしまう前に
染め直しにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?




